2012年08月08日
マルウェア
Trojan.Milicensoというマルウェアをご存知でしょうか。
悪意のある攻撃プログラム、または不正なプログラムのことをマルウェアといいます。
最近、感染が拡大しているのがTrojan.Milicensoというマルウェアなのです。
このマルウェアは主に、米国、インド、欧州、南米なのですが、特筆すべきはその特徴。
なんと、プリンターから大量の文字化けを出力し続けるというものです。
このマルウェアに感染したパソコンは、オフィス内のプリントサーバーに大量の印刷要求を送信するそうです。
その結果、プリンタの電源が落ちるか、用紙がなくなるまで、延々と文字化けしたデータは出力されてしまうそうです。
しかもこの厄介な攻撃は、別に意図してのものでなく、感染させる仕組みが引き起こされる段階で、副作用的に生じるもののようです。
はた迷惑、極まりないですね。
不正なアクセス、不正なプログラムといってもパソコン内だけのケースが多かったですが、将来SFのロボットが異なるプログラムを送信されて暴走、などという場面に出くわすかもしれませんね。
今回は、出力する器官としてのプリンターにパソコンが命令する、という上位下位の立場を利用したものであるので、尚更危機的ですね。
深夜突然動き出し、ガガ、と文字化けを吐き出し続けるプリンター。
朝目を覚ましたら、床は紙だらけ「OH,なんてこったい」ですね。
(この記事はインターネットコム株式会社発信の記事を参考にしました)
Posted by スマートロビン at 15:25│Comments(0)